「野球肘・野球肩」と検索しますと、いくつかこの症状に関する詳しいサ イトを探すことができますね。
まずはどんなことが書かれているのか?チェックするといいですね。
知識はとても大事です!
その中の多くが西洋医学的に説明しているものが多いことがわかると 思います。
たとえば、こんな感じです。 【野球肘(baseball elbow)】
野球の投球動作によって生じた
急性あるいは慢性の肘の関節痛を総称した病名です。
ボールを投げるとき、肘の内側に痛みを訴える人が多くいます。
投球時に肘の関節は外反位を強制されます。
そのため内側に付着する内側側副靭帯に強いストレスがかかります。
外側では離断性骨軟骨炎が生じることもあります。
【野球肩】
野球の投球動作に際しては、
肩関節は90度外転・160度外旋位から
急激に内転・内旋位をとります。
その間急速な 加速運動 と球が手を離れると同時に起こる減速運動 を強制されるので、
広背筋
大胸筋
三角筋
大円筋
回旋筋群
等の収縮・弛緩、肩甲上腕関節への負担が大きくなります。
成因
肘関節の回内・回外動作を繰り返すことで、筋肉の収縮が繰り返され ます。
この筋肉の疲れ・緊張をとらずにいることで、
持続的に靭帯を牽 引している状況を生み出しています。
文章だけで読むと難しいですよね。^^
ちょっとわかりやすく説明しますと、
スポーツ障害の最大の原因は、
【疲労】なのです。
この疲労を甘くみていますと、次に筋肉以外の組織、たとえば、
靭帯(じんたい)ですとか、膜とか軟部組織と言うところに影響が出始 めます。
そうしているうちに、疲労を重ねたまま、我慢して野球を続けるので、
関節全体が炎症を起こすのです。
私はここ数年、全国の子供たちに会いに行き、
たくさんの野球少年と出会い、そろいもそろって肘痛や肩痛の状態を見 るたびに、「これは根本的に何かがおかしい!」と感じるようになりました 。
子供たちに投球動作をするときに、いくつかの悪い状態を見つけました ので書き上げますね 。
1・肩甲骨の動きが足りない!
左右の肩甲骨の位置が違う方が大勢いらっしゃいます。
あまり高さの違いがある方は、ちゃんと治療してからの方がもちろ んいいのですが、無料レポートにあります、足組み法・足踏み法をし た後でも変化がありますので、まず、骨盤を調整してから、次のこと を確認してみましょう。
・一指し指と親指とで、ボールを握りましょう。
・次に握った腕を胸の前に肘を伸ばして突き出し、ゆっくり外側に広げて いきましょう。
・このとき、どれくらいまで広がったかチェックしましょう!
・次は薬指と親指とでボールを握り、同じ様に外側に広げていきましょう 。
・先ほどとくらべていかがでしょうか?
このとき、より広がった方の握り方で、内側に重心があるタイプの方と
外側に重心があるタイプの方とに分かれます。
これからは投げる動作の際に、必ず一指し指か薬指で親指と円を作り 、
投げるようにしてみてください。
(広戸先生よりご指導をいただきました。)
2・力がうまく抜けない!
常日ごろ、「思い切り投げろ!」「全力で!」
という温かいご指導をうけている小学生は、ついつい、
その言葉を真に受けて思い切り投げてしまいます。
ですが、力みますと、コントロールを逸してしまうものです。
力んで投げてしまうと、疲労は早くたまりますし、思っているより
結果がでませんから、「俺は精一杯やった!」
という自己満足で
終わってしまいます。
肩の力を抜きましょう!
・両足のかかとを付けたままできるだけ、180度くらいに広げてまっす ぐに立ってみましょう。
・次に両肩を上にあげて、(肩をすくませるように!)背中のほうに回 すように、ストンと落とし、深呼吸をしましょう。
これだけで、力がすっと抜けるようになりますよ!^^
3・手首が固い!
手首の固い子がとても多いのです!
テレビゲームのやりすぎでしょうか?^^
親指についつい力が入ってしまっています。
対処方法
・肘を完全に曲げた状態で手のひらを天井に向けましょう。
・その上にテニスボールを置き、前に腕をすっと抜いてみましょう!
・このとき前に投げてもいいのですが、天井にボールを投げるようにす ると手首がしなって返るようになります。
親指を一回開放させてあげましょう!
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